・    フォーカルプレーンシャッター機構の中判カメラを使い大型ストロボ(1200w以上)を使用して撮影する場合、シャッターのシンクロスピードは1/30秒以下で。
カメラの使用説明書には1/60秒でシンクロスルと書いてあるが、これは発光時間の短い小型ストロボ使用時の話である。
レンズシャッターは全速で同調するが、およそ1/125秒以上のスピードになると光量不足になってくる。これは大型ストロボの発光時間よりシャッタースピードの方が早く、閃光のピークに達する前にシャッターが閉じてしまうからである。


・    「カラープリント、一枚10円」
5月の連休で行った時の旅行のスナップ、子供の運動会等々。カラーネガフィルムで撮った。次の日にスピード仕上げの一枚10円の現像に出した。パチンコしながら上がりを待って受け取った。「こんな色じゃなかった」・・・。「俺はもうチョットうまいはずなんだが・・・」。「あたりまえじゃ、10円でできるか」と現像所のオバチャン。
ここでアドバイス。しゃばのみんながドォーッと現像に出すときはどこも忙しいのだ。チェックもろくにしません。いそがずに、また週の後半に出しましょう。現像所がヒマなときに。しまもケチラズに。色は悪いわ、パチンコは負けるわじゃ目も当てられません。

・    カメラマンのぼやき
老眼が進行して始めて気が付いた。大型カメラ用のレンズについているシャッターの絞り値のみにくいこと。特にヤグラの上で広角レンズを使うときなど最悪である。凹みボードは特にひどい。指ははいらないし、値の数値は小さいし。作って売っているのならチョットは考えて欲しいものである。
・    「恐怖」
ある県に行ったときのことである。調査員のNさんが聞いてきた。「現場で使うカメラを買いたいんだけど、どこのメーカーの何がいい?」。予算はと聞き返す。「そうやなあー、2万から3万ぐらいかな」・・・。答えたのは「差なんかあらへんわ、腐ってさえなきゃ、みいーんな一緒じゃ」と。そんなもん、いちいち聞いてくるな・・・。
後でふと考えたらゾォーとした。「まさかそのカメラで報告書に使う写真を撮るつもりなんやろか・・・。

・    「恐怖」
私が今まで見た中で、ものすごい35mm一眼レフカメラは、裏蓋になんと、サロンパスが貼ってありました。めくろうとすると、「やめてください!光がはいる」と言われ、聞いてみると裏蓋が閉まらなくなったので、こうしているとの事でした。捻挫じゃあるまいし、サロンパス貼っても直りませんよ。

・    「ガイドナンバーによる絞りの求め方。」
ガイドナンバー÷距離=絞り値
例えばガイドナンバー48のストロボを使い、6m先の先の物を撮影したい。フィルム感度がISO100の場合は
48÷6=8  絞りをF8にして撮影すればよい。
普通ストロボのガイドナンバー表示はISO100での数値が表されている。フィルム感度が高くなった場合フィルム感度により絞り値を変えなければならない。例えばISO400のフィルムを使用した場合、感度差は2絞り分ある。従って、F8ならばF16まで絞り込まなければならない。

・カメラのファインダー視野率は100%ではない。一部の高級カメラではほぼ100%だが、一般的には90〜97%のものが多い。ファインダーを覗いて、見えなかった物が写っていることが多い。使うカメラの視野率を把握しておこう。