Re: デジタル写真のオリジナル ( No.1 ) |
- 日時: 2005/11/10 10:44
- 名前: カトウ<
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- 参照: http://moomin.myvnc.com/
- 銀塩写真もネガフィルムを用いてプリントに出すと、何が正しい色か分からなくなります。スライドフィルムも異なったビュアーで見たり安いプロジェクタで見ると色は異なります。デジタルもネガフィルムなどと同じで、ただのデータですので画像にする(モニターで見る、プリントする)際に色はどうとでも変化するのですが、デジタルにはこれを防ぐ目的で、CMS(Color Management System)が存在します。書かれている、「パソコンによって色が違う」は「パソコンのモニター調整(色温度やガンマ)、表示ソフトの設定ができていない」のであり、「プリンターによって色が違う」は「プリンターをオートモードで使っている」ためです。現在のほとんどのデジタルカメラにはDCFと言う規格があり、sRGB(エス・アール・ジー・ビー)と言う規格で再現すれば本来の色(カメラによっても多少色は違いますが、フィルムの銘柄による違いと同じ)で再現できるようになります。
たぶん業務でお使いなので、パソコンにはPhotoshopが入っていると思いますし、そう安いモニターではないと思います。モニターを色温度6500度付近に合わせた上で、Photoshopと一緒にインストールされたAdobe Gammaでモニターのプロファイルを設定してお使いください。また、プリント時は用紙に合わせたプロファイルをPhotoshopに設定し、プリンターの「色補正なし」を選んで印刷をしてください。そうすることで、多少の色差はあります(フィルム写真、印刷と同じ程度)がほぼ満足のいく画像が再現できます。
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Re: デジタル写真のオリジナル ( No.2 ) |
- 日時: 2005/11/10 20:12
- 名前: TAMA
- 一番聞きたいことが何かが?ですが、
忠実な色再現のこと? CMSのこと?
写真の色自体正確な色再現なんてしてません。 常識的な範囲で色を出しているだけです。フィルムというモノサシがあるので、何とかお互いのコミュニケーションが成り立つだけです。デジタルデータの場合きちんとモノサシを共通にすべきです。 データ自体は0と1しかありませんし、色も階調もデータ自体では表せない世界です。 上でカトウさんが答えられている最低限のことは守らねばなりません。また可能でしたらEIZOなどのadbeRGBが出せるモニタのデモのご覧になってはいかがでしょうか。色が合わないというのは過去の話になりつつあるのがデジタルの世界の今日なのですが。 たしかにまだまだ悩んでいる人や、業界がたくさんあるのも現実です。解決策は各人が正しいハンドリング方法を学ぶことです。 またより良い方法は、カラープリントにして保存することがベターです。訳のわからないデータから目に見えるプリントにしておくことで、保存に関する問題も少しは未来があります。保管方法の問題は又別の話です。
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