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デジカメは広角が苦手
日時: 2005/08/29 17:23
名前: ぼっちゃん

ある人から、「デジカメは広角レンズが苦手だから遺跡の写真は使える写真は撮れない」と聞かされました。なぜでしょうか?
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Re: デジカメは広角が苦手 ( No.1 )
日時: 2005/08/30 09:51
名前: カトウ< >
参照: http://moomin.myvnc.com/

「デジカメは広角が苦手」と言われるのは、単にCCDなどの撮像素子の大きさが小さく、銀塩カメラと比較すると、同じ焦点距離のレンズだと相対的に画角が狭くなってしまうと言う理由だけです。特にコンパクトタイプのDSC(デジカメというのはサンヨーの登録商標なので)はCCDが小さく、焦点距離7mmといっても135mmフィルムカメラの28mm〜35mm程度の画角となってしまうのです。一方、レンズ交換式一眼レフの場合は、CCDも大きく、35mmフィルムカメラと同じかせいぜい1.5倍(10mmなら15mm相当)と大差なく、逆に35mmフィルムカメラでは設計困難な10mm前後の短い焦点距離のレンズも次々と開発されています。フィルムカメラでは搭載が困難だった様々な機能もデジタルになってようやく可能となったものも多くあります。
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中判カメラでも ( No.2 )
日時: 2005/08/30 18:40
名前: TAMA

カメラバックタイプの場合でも、カメラボディは6x4.5〜4x5なのですが、カメラバックのCCDサイズが35mm〜6x4.5サイズのため、銀塩フィルム使用時の広角レンズが、長焦点レンズになってしまうこともあります。

またサイズの大きなバックは200万〜400万と高価で、簡単にはそろえられない物となってしまいます。しかもファイルサイズが40MB〜数百MBとなり、組み合わせるパソコンもかなりなスペックを必要とします。

35mmデジタル一眼レフのレンズも増えてはきましたが、建築物を撮るためのレンズは皆無といって良いほど貧弱です(歪みに関して)。銀塩時代に優秀だったレンズが陣笠ひずみで、ソフトによる修正も出来ないと言ったケースはいくらでもあります。
最後まで銀塩に頼るのは超広角を必要とする建築物撮影です。最近は合成ソフトも進歩してきてはいるのですが難しいですね。
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Re: ゴーストやフレァーは ( No.3 )
日時: 2005/08/31 14:45
名前: ぎゅう

デジタル一眼カメラのレンズは「フレァーとゴーストがおきやすい」と聞きました。フィルムカメラの広角レンズでもこれらはおきやすいのに、それ以上の発生率なのでしょうか?また、その発生要因は別にあるのでしょうか?遺跡撮影はほとんど広角レンズでの撮影です。しかも逆光ぎみでの撮影ですから無視できません。カトウさん、TAMAさん、よろしくお願いします。
私はデジタルカメラでメインの遺構写真を撮ろうとは思っていませんが、最近では他の機関に撮影に行ったとき、メモ用写真として「ついでにこれで撮ってくれ」と頼まれるのです。それだけのことですが・・。
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Re: デジカメは広角が苦手 ( No.4 )
日時: 2005/09/04 12:44
名前: TAMA

その件は、よくわかりませんが、CCDとレンズ後面の反射による物のことかな?
ホットスポットといって、中央部分が赤くかぶる現象が出ます(デジタル一眼レフとレンズ後面が平らなレンズとの組み合わせ時)。

また、CCDは斜めからの光を利用できないので、デジタル対応レンズはコーティングを強化してます。総じてフレア、ゴーストに対応(弱いからということか?)。
専門家の意見を待ちます(笑)。
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Re: デジカメは広角が苦手 ( No.5 )
日時: 2005/09/08 09:35
名前: ぎゅう

ゴーストやフレァーのことについて、私なりに調べてみました。すると発生原因には、(広角レンズに限ったことではないらしい)
1)レンズ2面反射
2)各種平面ガラスでの反射(OLPF・IRカットフィルター・CCDカバーガラス等が高い反射率)
3)CCD表面平均反射率(40〜60%)がフィルム(18〜20%)より高い
4)鏡筒端面・レンズエッジでの反射
というようなことが書かれていました。ただし、私にはこれらの細かい意味は理解できません。どなたか専門の方々解説のほど、よろしくお願いします。
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Re: デジカメは広角が苦手 ( No.6 )
日時: 2005/09/08 15:56
名前: カトウ< >
参照: http://moomin.myvnc.com/

デジカメだから発生しやすくなるフレアー、ゴーストは、レンズから出た光束がCCD前面のマイクロレンズに入る時の角度が悪い場合に、そこで発生するものと、ローパス、IRカットフィルタの処理が不十分な場合にそこで多重反射して起こるものです。CCDやフィルタ表面はフィルムと違ってコーティングが可能ですので反射率は10%以下に抑えられますので、反射率云々は逆に有利に働きます。
逆に多くのデジカメは135に比べてCCDが小さいので、最周辺の画角に相当する「コマフレアー」は極端に減少しますし、レンズ鏡胴で反射したゴースト(ベイリンググレア)は影響が少なくなります。
今現在は、135フィルムカメラ用に作られたレンズが市場の大半なので、いい広角が少ないだけです。135用の安価なズームレンズでは今のデジカメの解像力についていけず、解像不足・収差補正不測でフレアーっぽく見える場合もあります。今後のレンズに期待です。設計的には縮小するだけで収差も減りますので楽になる部分が多いのですから。
デジカメの欠点(うまく使えば利点)はカメラによって絵つくりが違うことではないでしょうか?フィルムの銘柄差とは桁違いの違いです。
メンテ

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