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なんとかなりませんか?
日時: 2005/02/16 11:04
名前: ぎゅう

最近、東日本のとあるところでのことです。困ったことがありました。土器の復原での、なんという商品名か忘れましたが、赤褐色のやつで、石膏の代わりのものとして使われている素材です。
“まっかっか”ですので、集合のときなど横の土器に反射(色写り)し、白の背景紙にも影響を与えます。土器を持つ時も危なっかしいのです。「ぽろっと」とれます。まだ、石膏のほうが“マシ”です。
使っている理由が「そのままで色付けをしなくていい」こと、「加工が楽」ということらしいのです。
「色をつける」のは当然じゃないのか、加工は「石膏の取り扱い方をちゃんと知ればなんてことはないのに」と。土器の撮影では「復元の良し悪し」は重要です。この材料は、どの程度普及しているのでしょうか?御意見をお聞かせください。
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Re: なんとかなりませんか? ( No.1 )
日時: 2005/02/16 12:41
名前: ちちうえ

九州じゃあんまし普及してないんじゃないですか。私の周りでは聞きません。かつて私が今の職場に就職したとき、2剤混合タイプの樹脂があったけどあまりに臭くて、整理のおばちゃんたちから毛嫌いされたのがありましたが、捨てました。それよっか、復元に使う石膏を選ぶとき気をつけたほうがいいのって何かありますか?
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Re: なんとかなりませんか? ( No.2 )
日時: 2005/02/16 13:47
名前: choku< >

真っ赤っか、真っ白いずれもまずいですね!!!
直ちにやめましょう。

最近藤原ではQテックスなるものを使っています。
Qテックスは補修用の削れるセメントとでも言いますか、そこにEVA(エチレン酢酸ビニール)とセライト(珪藻土)を混ぜ水で溶きます。
Qテックス5、EVA2、セライト3の割合です。
溶く水の量はお好みです。
色はグレーで削っても石膏みたいに光りません。
また色乗りも良く今のところ撮影には都合のいいものです。一度試してみてください。

ちなみに販売しているのはは東郷化成(株)という会社です。
TEL 077-583-2381
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Re: なんとかなりませんか? ( No.3 )
日時: 2005/02/16 14:04
名前: Y.K

「バイサム」ですか。当センターでは「バイサム」を使用している人のほうが多いようでが、石膏を好む人もいます。エポキシ系の樹脂なので加工しやすく、軽くて扱いやすく、強度も石膏より上です。ただし溶剤アレルギーの人はダメです。
うちでは茶色(数色あるらしい)を使用しています。色は塗ったり、塗らなかったりですが、茶色なので塗らなくてもそれほど不都合はありません。しかし「ぽろっと」とれないし、「まっか」を好んで使用しているとも思えないので、「バイサム」ではないかもしれません。
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Re: なんとかなりませんか? ( No.4 )
日時: 2005/02/16 14:09
名前: choku< >

YK様
Qテックスはエポキシ系ではありません。
従いましてエポキシ樹脂でかぶれると言ったことはありません。
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Re: なんとかなりませんか? ( No.5 )
日時: 2005/02/18 22:58
名前: Ponta

うちは、主にQテックスです。Qテックスは、東郷化成だけでなく新成田総合社でも扱っています。
金額はバイサムの方が高かったように思います。
Qテックスの地色が灰色なので、須恵器だと色塗りせずに撮影に回ってくるのには閉口してます。

気になるのは、Qテックスに発ガン性があるのではないかという噂話を聞いたことがあります。これは風評の可能性が高いのですが、データシートを見たことがないので真偽の程はわかりません。
ただ、微細な粉なので、防塵マスク無しで取り扱うのは、吸い込む可能性があるため、お勧めできません。防塵マスクは必須です。
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Re: なんとかなりませんか? ( No.6 )
日時: 2005/02/20 11:59
名前:

 東北でも、主体はQテックスかバイサムではないでしょうか。
うちもQテックスを使用していますが、混合を密閉容器内で行っているので、ほとんど粉末は飛散しません。ちなみに水で溶くときに凄く薄めた朱墨を使うとやや赤みがかって、土師器や縄文土器にいれても違和感がなくなります。もちろん真っ赤にならない程度にです。
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Re: なんとかなりませんか? ( No.7 )
日時: 2005/02/21 10:18
名前: ぎゅう

問い合わせたところ「ワーカブル・レジン」というんだそうです。覚えていないはずです。みなさん、知ってましたか?
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Re: なんとかなりませんか? ( No.8 )
日時: 2005/02/21 10:58
名前: ozake

「東日本のとあるところ」の職員です。
 復元に使用しているのは、「ワーカブルレジン」というエポキシ系の樹脂です。
 当方では、プラスセメントWR-200というのを使っています。私は直接の担当でないので、詳しいことが必要とあれば、別途お答えしますが、石膏に代わるものとして、当方では数年前から使用しています。石膏に比べ、取り扱いが楽、削りが楽かつ少なくてすむ、強度も高いため、形状記憶樹脂の型と組み合わせると数mmで十分な強度が得られるため、結果とてコストもダウンできるそうです。また、ザラザラした質感が東国の土器にはよく合います。
 実際には着色も可能だそうです。うちでは、標準仕様の茶色を使っていました。
 ただ、写真にはご指摘のとおりのとことがありますので、当方でも現在、更なる検討をしております。
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Re: なんとかなりませんか? ( No.9 )
日時: 2005/02/24 09:25
名前: ぎゅう

なんだかんだ言っても石膏がいちばんいいのとちゃうやろか?石膏のただしい扱い方をしらんから、“へんなもん”にはしるんじゃなかろうかと、思うんですが。石膏の扱い方その1,絶対にかきまぜない、その2,完成までなにがあろうが乾燥させない、この2点さえ、まもっておればこんなに安価で、どこでも手にはいるものはないのですから。
どなたか、彫刻をやっている人はおられませんか?いまでも石膏ですか?
知り合いは、乾燥させないために、濡れた雑巾やしめらした新聞紙をかぶせていました。
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