Re: ねんど ( No.1 ) |
- 日時: 2004/08/06 16:28
- 名前: choku
- ぬれた木製品と言っても大小色々あるわけで、小さいものならば、発泡スチロールのちょっと堅めのものがいいでしょう。ぬれた木製品は大抵の場合、露出は2絞り程度多く与えないと露出アンダーになります。
したがって、かませるものは、白ければほとんどの場合飛んで目立たなくなります。
立面と俯瞰では当然かませるものが違ってきます。俯瞰であれば何でも利用できます。
かませるものに何を使うかは、工夫次第で、遺物に損傷を与えなければ、何でもいいのです。 油粘土に粉石けんを練り込んだもの、同様な理由で、私は使いません。私は練りゴムを中心に、紙筒、小ネジ、ダブルクリップ、消しゴム、木製のくさび、その他何でも使います。要するに、これも工夫次第です。色々試して自分に合ったものを使うのがいいのではないでしょうか。 choku
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Re: ねんど ( No.2 ) |
- 日時: 2004/08/06 17:20
- 名前: ぎゅう
- 手製の粘土をサランラップでくるんで使用しています。どうしても「堅さ」が欲しい時は粘土のなかに木の棒をいれ(ちくわ状態)ています。
土器についた油は石鹸水で軽く洗うしかないようです。
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Re: ねんど ( No.3 ) |
- 日時: 2004/08/07 23:34
- 名前: 元研修生
- 研修中に「サランラップでくるんで」とは教えてもらってないので、そのままで粘土を使用していたのですが。やっぱりサランラップでくるんだ方がいいのでしょうか?
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Re: ねんど ( No.4 ) |
- 日時: 2004/08/09 09:26
- 名前: ぎゅう
- 日常の撮影ではラップを使うことはありません。どうしても“気分的に嫌”であれば使ってください。この粘土は普段のメンテナンスが大事なのです。
被写体をもってきた人がどうしても気分的にいやがるときと重文のような被写体の時はラップを使います。(土器片等で重文はめったにありませんが) 粘土も永年に渡って使っているもの、しょっちゅう使っているものは、さほど油分はつかなくなります。また、押さえ過ぎるとつくことがあります。ほどほどに。 これまでにも粘土に代るものとして、いろいろなものを試しましたが、他に適当な物がみあたらないのです。 俗称“ひっつき虫”は極小遺物の撮影時で、やや膨張するためピントがくるいますので、私は使っていません。 縄文や弥生など土器片、他には陶磁器片の撮影には粘土をたくさん使います。粘土に代るような「いいもの」があれば教えて下さい。 《油粘土に粉石鹸をまぜる》、このものは、おおよそ30年以上は経つと思いますが、当時(今でも現役)、彫刻をやっていたひとに教えてもらったものです。
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Re: ねんど ( No.5 ) |
- 日時: 2004/08/09 23:04
- 名前: kane
- ぎゅうさんへ
問題からそれてしまいますが、彫刻やってたひとはどの様に粘土を使われてたんですか?興味あります
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Re: ねんど ( No.6 ) |
- 日時: 2004/08/10 08:59
- 名前: ぎゅう
- 当時は復元する土器類の「型とり」に使っていました。その後、(私が京都を辞める15年程前)には、陶土を水に溶かし、直接にそれを土器に筆で塗布し、陶土で型とりをするようになっていました。最後に「洗い流し」、乾燥後に彩色です。直接、塗布できないもので小さいものには、まだ油粘土でとっていました。墨書土器などには「剥離材(徴微細な大理石の粉末)」を塗布してから、陶土や油粘土で型とりをしていました。
当時、彼は彫刻だけでは「めしが食えない」ので、アルバイトで土器の復元作業をしていました。
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