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未撮影フイルムの保管
日時: 2003/07/01 11:51
名前: Ponta

未撮影のフイルムを保管するのは冷蔵庫でいいのでしょうか?
また,印画紙の保管もフイルムと一緒でよいのでしょうか?
これらの保管に適切な方法をご教示ください。
メンテ

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Re: 未撮影フイルムの保管 ( No.1 )
日時: 2003/07/01 17:23
名前: T.INOUE< >

基本的には冷蔵庫でいいんですが、食品と一緒に入れるのはよくありません。「フィルム専用の冷蔵庫」として下さい。注意する点と言えば、冷蔵庫から取り出し、室温に戻す際、ゆっくり時間をかけて戻すことです。
取り出してすぐパッケージを開けるとフィルムが結露して好ましくありません。
印画紙も冷蔵庫でいいのですが、こちらは袋詰めですが、密封してありませんのでフィルムより湿気に弱いみたいです。何せベースが紙ですから。使いかけを冷蔵庫に入れたり出したりするのはどうなんでしょう、あまり良くないと思います・・・?。通常夏を越さなければ冷蔵庫に入れなくても問題ないのではありませんか。経験上、夏を越してもフィルムほど感度低下は少ないように思いますし、カビ等を生やしたりしないかぎり、結構使えます。感度低下などあったとしても焼き直せばすむことです。ただ新品と比べると色調が少し違うかもしれません。さっさと使い切りましょう。
メンテ
Re: 未撮影フイルムの保管 ( No.2 )
日時: 2003/10/20 17:18
名前: 井本< >

未使用のフィルムやペーパーの保管は、冷蔵庫が望ましいのですが、湿度という落とし穴があります。
一般の冷蔵庫は意外と湿度が高く、冷蔵庫内でもカビが発生します。
もし、冷蔵庫に保存しておいたフィルムの紙箱が、湿度を吸収して柔らかくなっている状態ですと、温度は問題なくても、湿度で感光材料がダメになります。このような状態ではフィルムやペーパーが重なった状態で張りつきます。
未使用のフィルムでも、アルミ箔の接合部の隙間ややピンホールで湿気が進入する事があります。
そうなるとカラーフィルムでは、乳剤表面のフィルター層やベースの着色染料が剥離し、色むらが発生します。ペーパーでは表面が波をうった状態になって平面性が悪くなります。
カラーペーパーでは湿気の影響を受けた部分と、そうでない部分とではカラーバランスまで違ってきます。

このような冷蔵庫に保管するよりも、湿度が低く、熱源がない室内に保管することを勧めます。
もしこのような冷蔵庫に保管するのであれば、湿気が入らない容器にフィルムやペーパーを入れて、密閉する必要があります。
もしフリザーのスペースに余裕があれば、そこにフィルムを保管するのが最良です。
氷点下ですので、湿気は霜となって進入しません。一番変質しにくい保管方法ですが、使用する数時間前に取り出して、室温でシーズニングする必要があります。この場合は一部使用した開封済みのものでも大丈夫です。
湿気が大敵ですので、ドライキャビネットに保管するのが良い方法と思います。
理想的な方法は、プレハブの大型冷蔵庫を用意し、その中にドライキャビネット設置し、フィルムやペーパーをドライキャビネットに入れることです。ドライキャビネットは湿度を一定に保ちますが、温度はコントロールできず、冷蔵庫はその逆の働きしかしないからです。
フィルムとペーパーは保管場所としては同一で問題ありません。
感光材料の保管では、低温・低湿・遮光に加えて、薬品とは完全に分けた場所で保管することです。
薬品の臭いが漂う場所に、保管してはいけません。
暗室内に保管しているのをよく見かけますが、ペーパーにカブリが発生しやすくなります。
メンテ
Re: 未撮影フイルムの保管 ( No.4 )
日時: 2003/07/02 08:40
名前: Ponta

早速のご回答ありがとうございます。
フリーザー,OKなのですか!湿気が凍るのと同時に,乳剤に悪影響をもたらすような気がしていたので余り使ってなかったのです(なんか乳剤の水分が気化するような気がして)。今度は活用してみます。
メンテ

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