Re: ストロボ ( No.1 ) |
- 日時: 2003/06/09 16:42
- 名前: T.INOUE<
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- 埋文写真研究 vol.5特集 撮影照明の文化財への影響 勝田 徹 に詳しくのってます。
ストロボ光は確かに紫外線を多く出しますが、距離が少し離れれば、問題ないでしょう。心配なら紫外線吸収フィルムをストロボ発光部にかけてやれば、全く問題ないですよ。文書など特に嫌われる傾向にありますが、紫外線吸収フィルムを使用すればタングステンで撮影するよりよほど物に対して安全かと思われます。
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Re: ストロボ ( No.2 ) |
- 日時: 2003/06/09 17:17
- 名前: T.INOUE<
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- 書き忘れました。
文書を扱っている研究者に聞きました。
問い「何でストロボで撮っちゃいけないの?」
答え 「悪そうだから・・・」、「確かにそういう風に言われてますね。だけど何でいけないか聞いたこと無いんです」
撮影可能な博物館などで、ストロボ撮影禁止とあるのはほかのお客さんに迷惑がかかるからではないんですか?
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Re: ストロボ ( No.3 ) |
- 日時: 2003/06/09 19:08
- 名前: azuma
- ストロボは確か赤外が非常に多く出ていたように思います。可視光線の倍以上出て
いて、紫外線は少なかったようです。古い話でもう無いかも知れませんが、社内に 資料がないか記憶を辿って探してみます。 玉内さんの方が詳しいかも知れません。
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Re: ストロボ ( No.4 ) |
- 日時: 2003/06/09 21:45
- 名前: TAMA<
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- ご返事遅くなりました。
ご質問の主旨は,人体への害でしょうか?遺物への害でしょうか?
紫外線は殺菌灯などに使う短波長紫外線254nmなどは全く含まれません。325nmがわずかに,365nmはやや多い。しかし可視光に比べればかなり少ない。新品と使い古した放電管では異なりますが,一般的にはディフューザーを一枚掛けるとほとんどカットされてしまいます。赤外線は900nmちょっとのところで可視光の倍程度出ております。 ある意味では,人体,異物とも光を当てること自体が悪いともいえます。その量によります。タングステンが良くてストロボが悪いということは全く根拠ありません。紫外線カットフィルターをつけた蛍光灯が可視域だけという光です。写真用としては欠点ありですが。
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Re: ストロボ ( No.5 ) |
- 日時: 2003/06/09 21:50
- 名前: TAMA<
>
- >博物館とか行くと「フラッシュ撮影禁止!」とか書いてますよね。どうなんでしょう?
お役所ですから。前例によるのでしょう。 それほど目くじらをたてる必要もないと思いますが,必要ならばストロボの方がタングステンよりも良いというデータをそろえることもできますが。第三者の権威の検証がいりますよね。
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Re: ストロボ ( No.6 ) |
- 日時: 2003/06/10 09:23
- 名前: まろん
- なるほど!皆様の素早いお返事に脱帽です。
私が質問された主旨は人体への害という意味だったようなのですが、答えの想像もつかなかったので遺物の話で誤魔化したのです。皆様のお答えを拝見すると、物と光の関係はアナログ的でとても興味深く感じました。 暗い写場でストロボを「バシュッ」とやるのを繰り返すと、確かに「体に悪そうだな」と感じてますが、発掘現場で炎天下に1日中体を晒す方が、よっぽど「有害」なのだと理解しました…
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Re: ストロボ ( No.7 ) |
- 日時: 2003/06/10 09:31
- 名前: いちろ<
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「ストロボ焼け」は存在します。 木簡撮影で生のストロボ光を10KW分 一日で500〜1000発ほど浴びれば その日の夜お風呂にはいるときはかなり腕がひりひりします。 有害か無害かを判断するのは難しいですが、量的な問題で確かにこの時期の日中に現場で仕事をしている方がよほど有害でしょうね。
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Re: ストロボ ( No.8 ) |
- 日時: 2003/06/16 07:43
- 名前: kanai
- 4000Wのストロボを2000回発光させると一回の発光時間が800分の1秒で合計25秒間4000Wの光を浴びることになる。
私は撮影でストロボ光を2000回ほどカメラの横で浴びたが、頬っぺたに軽いやけどを負ったことがある。(軽い日焼け程度) 被写体を扱っていた担当者は、腕時計のベルト痕が腕に残った。近紫外線は含まれるが、発色に影響があるので、最近はかなり抑えられているはずだ。 遺物には、染色品、漆などは注意。すぐ影響は出ないが取り扱う責任として、将来の累積にも気をつけるべし。 タングステンでは人体にほとんど害はないだろうが、あまりそばで照らさないで、人も被写体もやけどをします。 美術館、博物館の多くは写真撮影が基本的に禁止です。他の観覧者には迷惑で、目くらましになります。博物館で撮影会はしないでください。有害無害以前の問題です。
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