Re: TMX現像の注意点 ( No.1 ) |
- 日時: 2003/05/29 18:02
- 名前: 井本昭
- TMXシートフィルムをRSでないT-MAX Developerで現像すると、フィルムの表面に銀が浮き出る(ダイクロイックフォッグと呼ばれています)可能性があり、コダックが使用しないようにと注意しています。私は以前に、かなりの枚数をその組み合わせで現像したことがありますが、実際に経験したことはありません。でも安全のためにその組み合わせを避けましょう。T-MAX RS Developerで皿現像でこれといった注意点はありません。
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Re: TMX現像の注意点 ( No.2 ) |
- 日時: 2003/05/29 18:03
- 名前: 井本昭
- 自動現像機の場合ですが、使用する薬品によって現像時間が異なります。処理テストをして、丁度良いコントラストのネガが得られた温度と処理時間でT-MAXの現像処理スピードにすれば良いわけです。Duraflo RT DeveloperでのスピードはプラスXとは違うと思います。おそらくTMXの方がスピードが遅くなる(現像時間が長くなる)と思います。切れ味の悪い解答をしていますが、Duraflo RT DeveloperでTMXの自動現像機での処理をしたことがないからです。
現像処理スピードが決まってその後の問題は、ここの掲示板でも取り上げたことのある増感色素の残留(ピンク色)の有無です。自動現像機では、現像処理スピードを速めると、定着や水洗、乾燥時間まで短くなります。短くなると定着の不足、水洗の不足により、フィルムにピンクの残色が発生します。また、処理スピードが速く、乾燥が短時間で終了する状態であると、乾燥ムラの発生が多くなります。TMXの現像機処理ではこれらの問題を多く聞きます。 ネガのコントラストは問題なくても、ピンクの残色があるようでは長期保存できるものではありません。現像温度を低くして処理をすると、スピードを遅めにできます。このあたりで問題解決となるかどうかです。
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Re: TMX現像の注意点 ( No.3 ) |
- 日時: 2003/05/29 18:07
- 名前: 井本昭
- TMXには長目の現像時間となる(現像処理の能率は低下しますが)薬品が良いと思います。
前回の書き込みで紹介したXTOL Developerは、補充方式による自動現像機用としても、小型タンクや皿による手現像用としても使うことができます。ここで即答できないのですが、Duraflo RT Developerよりも長目の現像時間となる見込みです。うまくいくと、粒子が細かく(これは確かです)、増感色素の問題や乾燥の問題が解消できるかもしれません。
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